組織における感染抑止の方法検討資料

2020年4月7日版

文責:佐藤彰洋(ahsato@yokohama-cu.ac.jp)

組織内で感染を抑止するためには、組織的構造と作業工程の両面から検討する必要がある。この検討資料では、組織における感染抑止の方法について検討を行う。

COVID-19は感染力が極めて高いので、通常の感染制御の方法では十分に感染を抑制することができないという課題がある。そのため、組織的に人との直接接触を極めて低下させる措置をとることによって、感染を抑止しながら事業を継続できる方法について検討をすすめる。

基本概念

感染を抑制するための環境について以下に概念図を示す。

概念図

感染を抑止するために、環境に3種類の分類を置く。グリーン領域とは新型コロナウイルスが存在しないことを保証できる場所、レッド領域とは新型コロナウイルスが存在していることが疑われる場所、中間領域とはグリーン領域とレッド領域の間に位置する場所である。

  • 基本的にはグリーン領域とレッド領域を明確に定義する
  • 建物外はレッド領域と定義する
  • 建物内にグリーン領域と中間領域、レッド領域を明確に定義する
  • グリーン領域だけで作業をする作業者とレッド領域だけで作業をする作業者に分離する
  • グリーン領域の作業者とレッド領域作業者の間の意思疎通(会議や相談)は必ず通信機器(電話やメール、ビデオ会議)で行う(対面は絶対に行わない)
  • グリーン領域とレッド領域の間のもののやり取りは、レッドからグリーンに入るときは消毒するか10日間程度(ウイルス活性がなくなるとみられる期間)中間領域で保管してからグリーン領域に搬入する
  • グリーン領域は埃塵低減を徹底し、消毒水を定期的または常時散布する