JST未来社会創造事業「自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャの設計と実証」

JST未来社会創造事業超スマート社会の実現領域【異分野共創型のAI・シミュレーション技術を駆使した健全な社会の構築】自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャの設計と実証」(研究課題番号:2020 JPMJMI20B6、研究代表者 佐藤彰洋、研究期間:2020年度~2022年度)

〈横浜市立大学ニュース一覧へ掲載〉

〈COVID-19シミュレーション基盤〉

〈JST-HPにプロジェクト情報掲載〉

〈point 0 marunouchi 屋内メッシュデータを活用した施設改善ワークショップデータ分析合宿〉

研究開発代表者: 佐藤彰洋 横浜市立大学・大学院データサイエンス研究科 教授

共同研究機関: 株式会社丹青社, 株式会社リクルート, 大学共同利用法人情報・システム研究機構統計数理研究所, 独立行政法人統計センター, 一般社団法人世界メッシュ研究所, 株式会社時空間・行動連鎖研究所, 総務省統計研究研修所, GENEX PARTNERS, カールスタード大学(スウェーデン)

目的:

秘匿性を有した状態で全世界的にデータ流通を可能とする自律分散的世界メッシュ統計データ基盤を実課題に則し要求を明らかにしそのアーキテクチャを設計・実証する

研究概要:

経済社会環境システムの状況理解と説明、将来予想と観測不可能な社会経済的変数の推定、並びに意思決定の自動化を可能とする統合的なメッシュ統計基盤のあるべきアーキテクチャを明らかにし、このアーキテクチャを用いたデータ利活用の持続可能な実装系を示すとともに、実証実験を通じて社会活動の継続可能性や効率性を高められる事を確認する。

世界的に未利用のままとなっている大量の位置情報付きデータをメッシュ統計化し、標準的方式により、流通可能かつ探索可能とできる基盤システムはAIおよびデータ利活用分野における各種ボトルネックを解決し得る。位置情報を含む個人情報に抵触する機微情報をプライバシーを配慮して秘匿化してメッシュ統計化し流通、利用が可能となる基盤を経済社会的に維持できる機構をシステム論、社会制度論、データ科学の観点から実現・実装体系を示す。ニーズに応じ参加者の入退出にも柔軟に対応し、成長・進化していく世界メッシュ統計基盤を世界規模で維持管理する方法をアーキテクチャの一部として設計・実証する。

自律分散型世界メッシュ統計アーキテクチャ