2021年度第1回統計数理研究所共同利用研究集会「世界メッシュコード研究会」

2021年度第1回統計数理研究所共同研究集会プログラムv32

2021年度第1回世界メッシュコード研究会ポスターv2

2021年度第1回統計数理研究所共同研究集会「世界メッシュコード研究会」(2021-ISMCRP-5014; 代表者 佐藤彰洋)を以下の日程にて開催します。

開催日時

  • 2021年8月18日 12:00(開場) 13:00~17:30
  • 2021年8月19日 10:00(開場) 10:30~15:00

場所統計数理研究所(東京都立川市緑町10-3)

※オンラインによる聴講参加を受け付けます。奮ってお申込みください。

参加申し込み締め切り:2021年8月10日

参加申込フォーム:参加申込締切ました。多数のお申込みいただきありがとうございました。


開催要旨:

世界メッシュコードおよび世界メッシュ統計を用いた応用、利活用法の開発、関連分野紹介、応用と利活用事例の発掘とそれにかかわる議論を行うために研究集会を開催する。メッシュ統計作成を可能とする位置情報付き源データ、メッシュ統計データプロダクトの紹介、メッシュ統計を他データとともに利用した利活用事例、メッシュ統計の品質評価方法、データ分析方法を取り扱う。その他、現在はメッシュ統計やデータ利活用とは直接的に関係していないが利活用に関心を持つ現場におけるニーズを広く集めるため、企業や行政における活動紹介の発表も想定する。更に、主たる講演をインプットとしてデザインワークショップを後半に併催することにより、発表を行わない参加者も同様に世界メッシュ統計に対する知見を深められるように配慮し、聴講以外のインタラクティブな手段により世界メッシュ統計に関する学習を可能とする機会とネットワーキングの場を提供する。

プログラム

Day1 2021年8月18日 13:00~17:30

13:00~13:10 開会のあいさつ 

統計数理研究所 所長 椿広計

横浜市立大学データサイエンス学部 教授 佐藤彰洋

セッション1(13:10~14:40)

座長 椿広計(統計数理研究所)

  • 講演題目:「自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャ―の設計」

講演者氏名(所属):佐藤彰洋(横浜市立大学データサイエンス学部) 

講演概要:自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャ―の設計検討内容について紹介する。MESHSTATSのWebAPIを使ったメッシュ統計の利用方法を紹介するとともに、グリッドデータを用いた信頼性評価の方法および、メッシュ統計を使った分析可視化の方式とその結果を紹介する。

2.講演題目:「スマートフォンの位置情報を使った人流データのサンプル抽出、集計方法、応用における課題と取組み」

講演者氏名(所属):渡邊剛史(国際航業株式会社 LBSセンシング事業部)

講演概要:現在、スマートフォンの位置情報を用いた人流解析や、カメラや各種センサーを用いた人流計測が非常に注目を浴びている。それらのデータを集計したメッシュ人口データや、ポイントデータを活用した起点~目的地の移動人数、あるいは特定の商業施設の来訪者の属性分析等に取り組んでいるが、その中で見えた課題や対処方法を共有し、人流データにおける統計の活用方法を考えるきっかけとしていただければ幸いである。

3. 講演題目:「位置情報付きツイートを用いたメッシュ統計」

講演者氏名(所属):堤 拓哉, 佐藤 彰洋 (横浜市立大)

講演概要:本講演では、ツイートされた数をメッシュ統計として利用する場合と,ツイートされたテキストの内容をメッシュ統計として利用する場合の2種類のメッシュ統計について述べる。ツイートされたテキストをメッシュ統計として利用する場合では,つぶやかれたツイートをTF-IDFやWord2Vec等の手法を用いてベクトル化を行うことによってそのメッシュ内の街の特性や特徴語の抽出を行う。

14:40~14:50 休憩

セッション2(14:50~16:20)

座長 渡邊剛史(国際航業株式会社 LBSセンシング事業部)

4.講演題目:「経済地理シミュレーションモデルによる国際インフラ整備の経済効果分析」

講演者氏名(所属):熊谷聡(日本貿易振興機構アジア経済研究所)

講演概要:アジア経済研究所では、空間経済学に基づく計算可能一般均衡(CGE)モデルである経済地理シミュレーションモデル(IDE-GSM)を2007年以来開発してきた。現在、IDE-GSMは、世界銀行やADBがインフラ整備効果分析を行う際にも用いられている。本公演では、IDE-GSMの概要と分析例を紹介するとともに、そのベースとなる全世界の県や州単位の経済地理データをどのように整備してきたのかを紹介する。

5.講演題目:「ツーリズム・旅行がSDGsに影響を与える指標について考える」

講演者氏名(所属):熊田 順一(横浜市立大学院 データサイエンス研究科修士1年/㈱JTB総合研究所 主席研究員)

講演概要:自然環境や地域社会に負の影響を与えることが多いツーリズム・旅行事業においてサステナビリティ視点でプラスのインパクトとマイナスのインパクトについて考察・提案し、ツーリズム・旅行がSDGs達成にプラスとマイナス影響を与える視点を分類する。その上で、事業者や地方公共団体が取り組んで行くべきSDGsターゲットとそれを計測する指標を提示する。

6.講演題目:「変わりゆく観光が期待する今後のデータ分析 」

講演者氏名(所属):丸山芳子(株式会社ワールド・ビジネス・アソシエイツ)

講演概要:我が国では、観光を「旅行者の移動を増やすこと」という定義で考えられがちである。しかし、世界的には、観光は「地域の経済波及効果を高める産業」として新しい役割を果たし始めている。さらに、持続可能性の観点から旅行者のCO2排出量の測定といった、都市開発と連動する新しいデータ取得のニーズが高まっている。日本の観光立国実現に向けて、観光の効果をデータで測定するトレンドについて、海外事例も交えて説明する。

16:20~16:30 休憩

16:30~17:30 世界メッシュ統計のアイデアソン(60分)

参加型デザインワークショップ(ブレインストーミング)世界メッシュ統計を用いたデータ利活用方法に関するアイデアソンを、MURALを使ってオンラインで開催します。

Day2 2021年8月19日 10:30~15:00

セッション3 (10:30~12:00)

座長 佐藤彰洋(横浜市立大学データサイエンス学部)

7.講演題目:「モバイル空間統計の統計的信頼性と利活用事例」

講演者氏名(所属):加藤美奈(株式会社ドコモ・インサイトマーケティング)

講演概要:モバイル空間統計は、携帯電話のネットワークのしくみを利用して作成される新たな人口統計情報であり、他技術にはない統計的信頼性が強みである。本講演では、具体的な他技術との差分も交えて、モバイル空間統計の優位性について説明する。また、他データと掛け合わせた新しいデータ利活用についてのユースケースも紹介する。

8.講演題目:「ヘルシーシティーの計画と評価に関わる指標システム開発」

講演者氏名(所属):中村桂子・赤星昴己(東京医科歯科大学)

講演概要:都市住民の健康、ウェルビーイングを重視するまちづくりの展開はヘルシーシティーと呼ばれ、ここでは、まず、都市の健康水準とこれに寄与する諸条件について多角的な評価が行われる。国内の1393区市町村を単位とする1574指標に基づく、健康水準と、都市の産業経済、都市計画、居住環境、教育、医療福祉、コミュニティの特性の関連性の解析結果を示し、ヘルシーシティーの計画と評価に関わる指標システムの開発について紹介します。

9.講演題目:「スマートシティプランニング」

講演者氏名(所属):早川 慶朗(株式会社 Andeco)

講演概要:スマートシティのプランニングに必要となるの街づくりを考えるうえで欠かすことができない 10 カテゴリ(①「ユーザー」②「プレイス」③「オブジェクト」④「道具」⑤「お金」⑥「エネルギー」⑦「テクノロジー」⑧「認証」⑨「行動・感情」⑩「ヒント」)について紹介します。また、地域の実例を基にしたサービスモデルの設計を行い、サービスデザインにおけるいくつかの効果的なアプローチ方法を体験することができるこの概念を用いたカードを使った参加型ワークショップについて述べます。

12:00~13:00 お昼休み 

・セッション4(13:00~14:30

座長 早川 慶朗(株式会社 Andeco)

10.講演題目:「デジタルデザインワークショップの手法開発およびその実践的評価」

講演者氏名(所属):吉門孝司、佐藤彰洋(横浜市立大学大学院データサイエンス研究科)

講演概要:オンラインツールをもちいて開催されるワークショップである、デジタルデザインワークショップを開催するための方法と、そのパフォーマンス計測の考え方について、これまで実施してきたワークショップを事例として紹介する。

11.講演題目:「point 0 marunouchiを事例としたデータを活用したワークショップの有用性について」

講演者氏名(所属):菅波紀宏(株式会社丹青社企画開発センター企画部)

講演概要:現在18社の企業が共創を目的に参画しているコワーキングスペースであるpoint 0 marunouchiでは250個を超えるIoTセンサーを活用している。本講演では、2021年1月に横浜市立大学佐藤教授と共同で実施したオンラインワークショップを事例にIoTデータの活用や複数企業の意思決定における有用性について報告する。

12. 講演題目:「本年度の世界メッシュコード研究会活動計画」

講演者氏名(所属):佐藤彰洋(横浜市立大学大学院データサイエンス研究科)

講演概要:本年度の「世界メッシュコード研究会」の活動計画について説明すると共に、科学技術振興機構未来社会創造事業 超スマート社会の実現領域【異分野共創型のAI・シミュレーション技術を駆使した健全な社会の構築】「自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャの設計と実証」(研究代表者:佐藤彰洋; 2020 JPMJMI20B6)において本年度実施する研究開発内容について計画を紹介する。

14:30~14:40 閉会のあいさつ

統計数理研究所 所長 椿広計

横浜市立大学データサイエンス学部 教授 佐藤彰洋

ラップアップ

協賛:

科学技術振興機構未来社会創造事業 超スマート社会の実現領域【異分野共創型のAI・シミュレーション技術を駆使した健全な社会の構築】「自律分散的世界メッシュ統計基盤アーキテクチャの設計と実証」(研究代表者:佐藤彰洋; 2020 JPMJMI20B6)   

一般社団法人世界メッシュ研究所